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サント・マリー・ド・ラ・メール
- Saintes-Maries-de-la-Mer
場所 : Camargue

南仏プロヴァンス地方にあるフランス最大の湿地帯カマルグ。地中海とローヌ川とその支流に囲まれたデルタ地帯、野生の動植物の楽園です。

 

カマルグの海の玄関、地中海沿いの小さな港街が、サント・マリー・ド・ラ・メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)です。

 

「海から来たマリアたち」という意味のこの街には、有名な伝説があります。

イエス・キリストの死後、マリア・ヤコベ(イエスの母マリアの姉妹)、マリア・サロメ(12使徒のヤコブ、ヨハネ兄弟の母)、召使サラ、マグダラのマリアらは、パレスチナで迫害を受け、帆もオールもない舟に乗せられ海に流されてしまいます。その船が奇跡的に流れ着いたのが、カマルグのこの小さな街の海岸でした。

 

マリア・ヤコベ、マリア・サロメ、召使サラの3人は、この街にとどまって一生を終えました。街の中心には、美しい鐘楼をもつ高さ15メートルの教会があり、この3人が聖人としてまつられています。召使サラは黒人女性で、ジプシー(Gitanジタン)の守護神とされています。

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サント・マリー・ド・ラ・メールは、カマルグ観光の拠点としてとっても便利です。

観光案内所*でさまざまなツアー申し込みができます。お土産店もたくさんあり、名産品の「カマルグの塩」や「カマルグの米」なども買うことができます。白馬の群れ、闘牛にも使われる黒い雄牛、野鳥などを観察できるローヌ川クルーズもここから出ています。

活気ある港には、シーフード・レストランが充実しています。少し離れたところには評判のよいカマルグ産の黒い雄牛のステーキのお店もあります。

投稿 : 2021年9月22日
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