穀物市場は、市役所広場と朝市で有名なリシェルム広場の間に位置しています。現在は郵便局、図書館になっています。
17世紀の都市開発により市庁舎の東側の道路や広場が整備されました。
穀物倉庫後の上部には、男神と女神の像が穏やかに横たわっています。こちらプロヴァンスの農業に欠かすことのできない、ローヌ川(男神)、デュランス川(女神)を表しています。
ローヌ川は、南アルプスから、アヴィニヨン、アルルの側を通り、大ローヌ、小ローヌに分岐して三角州を形成し地中海にたどり着きます。その三角州一体が、ピンクフラミンゴや、塩田などで有名なカマルグ地域です。
デュランス川はリュベロン地域の周りを穏やかに包みこみ、豊かな自然の助けとなってくれます。
どちらもプロヴァンスの農業、水供給には欠かすことのできない存在なのです。エクスの市役所広場にたどりつかれたら是非穀物倉庫あとの彫刻に注目してみてください。