《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第6回 〜スリルと景勝!「ヴェルドン渓谷」をドライブ〜

2021年08月05日
タグなし

「ヴェルドン渓谷(gorges de Verdon)」は、188,000ヘクタールの広大な自然が広がる「ヴェルドン地域自然公園」にあります。長さ約25km、深さは最大700mにも及び、谷底にはヴェルドン川が流れています。

ジェットコースターより怖いドライブコース

ヴェルドン川が流れつく「サント・クロワ湖(Lac de Sainte-Croix)」です。
今回は、渓谷を一周して、この湖のほとりに戻ってくるコースをドライブします。

切り立った岩山の間を登っていきます。このコース、そこらへんのジェットコースターよりずっとスリリングです。


というのも、急カーブだらけなうえに、基本的にガードレールがありません。
道路の向こうは崖! 
とにかく安全運転で進みます。

圧倒的に壮観! 渓谷を見下ろす

最初のビュースポット「Belvedere Trescaïre haut」に到着。するとそこには先客が。

先客は、車のドアを開け大音量で音楽を流し、へりに腰掛けて一人の世界に浸っています。
写真左に写っているのはスマホで景色を撮る夫。へっぴり腰になっています。
私もへりに近づくと・・・


うわぁぁぁ高いっ! 絶景!!!

真下を見ると、怖っ!! (私もへっぴり腰)

てか、ええっ!? 怖くないの?

信じられませんが、ここでロッククライミングをしたり、岩の間を綱渡りするハイラインというスポーツに挑む、強靭な精神の持ち主もいるそうです。

車に戻りさらに進むと1〜2キロおきに「Belvédère de l’Escalès」や「Gorges du Verdon」などの名称がついたビュースポットがあります。
進むごとに標高が高くなりますが、だんだん慣れて(マヒして)きます。

この渓谷の地形は数千万年前、アフリカ大陸がヨーロッパ大陸に衝突し、ヨーロッパをまたがるアルプス山脈が隆起したときにできたのだそう。

大地のダイナミズムをひしひしと感じていると、鷹でしょうか、大きな鳥が悠々と谷間へ飛んでいきました。
下界とは別世界です。

車窓から見える渓谷のいろいろ

次はヴェルドン川まで山をくだりました。

川沿いにはトレイルコースがあります。

ヴェルドン川の水はひんやりと澄んでいます。空気も爽やか。
トレイルはまたの機会にして、ドライブを続けます。


道路沿いの草むらには、よく家畜や馬が放牧されていました。
車を止めて見ていると、好奇心の強い1頭の馬が寄ってきた。かわいい。

通りがかった「 トリガンス(Trigance)」という小さな村。
プロヴァンスにいくつかある、こうした岩山の上にある村を通称「鷲の巣村」というのだそう。
トリガンスの頂上にある城「シャトー・ドゥ・トリガンス(Château de Trigance)」は中世につくられた要塞で、今はホテルになっています。

渓谷にかかる橋「Pont de l’ArtubyPont de l’Artuby」。
あまりの高さに、足がすくんで渡れませんでした・・・。

ゴール地点に設定していたサント・クロワ湖にある橋「Pont du Galetas – Gorges du Verdon」からの眺め。
ヴェルドン川が湖に流れついているところです。
日によってエメラルドブルーにもコバルトグリーンにも見えるこの鮮やかな色が、ヴェルドン川の大きな特徴です。

計画ではドライブは2〜3時間のつもりでしたが、途中何度もビュースポットで車を降りたのと、ゆっくり安全運転をしたため、半日かかりました。

渓谷の壮観な眺めは、いまも目に焼きついています。

「《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第6回 〜スリルと景勝!「ヴェルドン渓谷」をドライブ〜」に2件のコメントがあります

  1. ご無沙汰しております。
    次回プロヴァンス訪問時にヴェルドン渓谷も行ってみたくなりました。
    来年夏は絶対にエクスに行きたい!

    1. HAYASHI (Like! Provence) Gengo

      是非是非いらしてください!!!
      それまでLike! Provence にて様々な魅力的な場所を続々とご紹介しますね!!!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む
プロヴァンス・キッチン

【プロヴァンス・キッチン】【青漣のプロヴァンス美食巡り〜ミシュラン笑撃レポート編】no.5 Mickaël Féval

皆様こんにちは。南仏エクサンプロヴァンス生活6年目の青漣と申します。食べ歩きが大好きで「氣」と「愛」の籠ったお料理を求めて放浪しています。 今回は、緑深まるブラタナス並木が美しいミラボー通りからすぐの星付きレストランに突

記事を読む
プロヴァンス・キッチン

【プロヴァンス・キッチン】【青漣のプロヴァンス美食巡り〜ミシュラン笑撃レポート編】no.4

こんにちは。 南仏エクサンプロヴァンス在住6年目に突入した青漣と申します。皆様お元気でいらっしゃいますか? 食べ歩きが大好きで「氣」と「愛」の入ったお料理を求めて放浪しています。 日本ではまだマスクをしている方が多いよう

記事を読む

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第21回 〜ヨーロッパで最も美しいビーチがある「ポルクロル島」〜

車がいない穴場の島 ポルクロル島(Il de Porquerolles)は、第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜で紹介したイエールから、船で約20分のところにある島です。 イエールにはポ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜

イエール(Hyères)は、地中海に飛び出ている半島があるまちで、「黄金の島々」と呼ばれる3つの島を有しています。 まちに7000本のヤシの木が植わっていることから、イエール=レ=パルミエ(Hyères-les-Palm

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第19回 〜 ラベンダー畑へ:③ソーエリア編 〜

真正ラベンダーとラバンジン ひとくちにラベンダーといっても、いくつも種類があるのをご存知ですか? スパイクラベンダーとかイングリッシュラベンダーとか、調べるといろいろあるのですが、プロヴァンスのラベンダーを見に行くにあた

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第18回 〜 ラベンダー畑へ:②セナンク修道院エリア編 〜

「セナンク修道院」は、キリスト教カトリックの「シトー会」の修道院です。 シトー会って何? シトー会は、12世紀にブルゴーニュで設立された修道会で、戒律を厳密に守り、質素な生活を送ることを信条としています。 清貧を貫くシト

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《プロヴァンスの風物詩》no.6 Pâques (復活祭)

カトリック教徒の多いヨーロッパでは復活祭はクリスマスと並んで大切にされている伝統行事です。復活祭は春分後の最初の満月の次の日曜日となり、毎年異なります。2022年の復活祭は4月17日(日)です。4月は復活祭休暇の観光シー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第17回 〜 ラベンダー畑へ:①ヴァランソル高原エリア編 〜

「ラベンダー街道」をゆく プロヴァンスの風景といえば、ラベンダー畑を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 プロヴァンスには広大なラベンダー畑が広がっていて、毎年6月下旬から7月にかけて大地が紫色に染まります。 ラベ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第16回 〜 ローマ教皇のおひざ元だった「アヴィニョン」 〜

あの歌の橋は途中で終わっていた! アヴィニョンのまちことは知らなくても、「アヴィニョンの橋の上で」という童謡は聞いたことがあるという人、多いのではないでしょうか。私もそうでした。 歌に出てくる「アヴィニョンの橋」です。

記事を読む
ログイン