【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第19回 〜 ラベンダー畑へ:③ソーエリア編 〜

2022年05月05日
タグなし

真正ラベンダーとラバンジン

ひとくちにラベンダーといっても、いくつも種類があるのをご存知ですか?
スパイクラベンダーとかイングリッシュラベンダーとか、調べるといろいろあるのですが、プロヴァンスのラベンダーを見に行くにあたって、代表的な2種類「真正ラベンダー」と「ラバンジン」を押さえておくと良いと思います。

一言でいうと真正ラベンダーはラベンダーの原種、ラバンジンが亜種です。

【真正ラベンダー(Lavande fine)】
ラベンダーのなかで最も高品質とされています。標高600〜1800mと高地でしか栽培できません。香りは繊細で華やか。優れた薬効があり、鎮静作用やりリラックス作用が期待できます。わずかしかエッセンシャルオイルを抽出できず、「青い金」と呼ばれるほど貴重な品種です。

【ラバンジン(Lavandin)】
真正ラベンダーとスパイクラベンダーという品種の交雑種です。暑さにも寒さにも強く栽培しやすいうえに、真正ラベンダーよりも大きく育つので、大量生産に向いています。香りは真正ラベンダーよりシャープで刺激があります。自ら種子を作らないので挿し木で増やします。

真正ラベンダーとラバンジンの違いは、花をよく見るとわかります。

写真にある標本の上がラバンジンです。茎に花がかたまってついています。下が真正ラベンダーです。花が間隔を開けてついています。

勘のいい人なら気づきますね、このダイアリーのラベンダー畑シリーズ①ヴァランソル高原エリア編で紹介したラベンダー畑はラバンジンの畑です。

一方、今回紹介する③ソーエリアは、標高が高く真正ラベンダーを栽培している畑があります。中心であるソーの村は標高766mに位置しています。

牧歌的なソーのラベンダー畑

ソーのラベンダー畑は、小〜中規模のものが点在しています。

視界いっぱいのラベンダーというわけにはいきませんが、広大な自然と牧歌的なラベンダー畑の風景に癒されます。

私が訪れたときは、ちょうど刈り取りをしていました。
短期アルバイトでしょうか。体力のありそうな若い男性たちが、7月の太陽の下、汗を光らせて作業をしていました。

ラベンダー畑の脇にはよくラベンダー農家による小さな店があります。

すぐそこの畑で収穫したラベンダーからつくったラベンダーグッズを売っています。エッセンシャルオイル、香水、ルームフレグランス、石鹸、クリーム・・・目移りしてしまいます。
そうそう、ラベルに「Lavande fine」と書かれた真正ラベンダーのエッセンシャルオイルも忘れずに。

私は、ラベンダーの土産のなかでは特にサシェが気に入っています。
洋服タンスにシャツと一緒に入れておくと、シャツを着たときにふわりと香って気分がいいし、バッグの中にいれておくとハンカチからよい香りがします。

みなさんはラベンダーグッズをどんな風に活用していますか?
プロヴァンスの恵みを上手に暮らしに取り入れたいですね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第28回 〜 プロヴァンスワインを買いに、シャトーへ行こう! 〜

フランスワインといえば、ほとんどの人はボルドーやブルゴーニュを思い浮かべますが、プロヴァンスも有名なワインの生産地です。車を走らせていると、至るところにぶどう畑やシャトーを見かけます。 実は、プロヴァンスはフランス国内で

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第27回 〜 デニムの発祥地「ニーム」のまちなかはローマ遺跡だらけ 〜

まちなかにローマ遺跡が点在 ニームは「フランスのローマ」といわれるほど、たくさんのローマ遺跡があります。 古代ローマ時代、第25回で紹介したポン・デュ・ガ-ルを通り、ユゼスから水を引いていたまちです。 また、ニームは「デ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第26回 〜旧石器時代から続く山村「セーニョン」で、特別な岩に登る〜

プロヴァンスの山間には、可愛らしい村がいくつもあります。人口1000人程度のセーニョンもそのひとつ。 セーニョンに人が住み始めたのは遥か昔、中期旧石器時代(20万年〜3万5千年前)だとか。ネアンデルタール人とかクロマニヨ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【mamanのプロヴァンス街歩き、Cours Julien2022】速報!2022年度、世界で「最もクールな」51地区のランキング発表

プロヴァンス好きな皆様に嬉しいニュースが飛び込んで来ました。 英国の雑誌タイムアウトが毎年発表している世界で「最もクールな」51地区のランキングが2022年10月11日(火)に発表されました。 20,000 人の都市居住

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第25回 〜 2000年前にローマ人が建設した水道橋「ポン・デュ・ガール」〜

ニーム近郊オクシタニー地方にあるポン・デュ・ガール(Pont du Gard)は、ガール川にかかる巨大な水道橋です。 この水道橋は、古代ローマ時代の紀元前19年から5年かけて建設されたそうです ※年代については諸説あり。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・キッチン

《大畑シェフ料理教室》第三回〜スフレパンケーキとエルダーフラワー風味のさくらんぼソース〜動画&レシピ

・エルダーフラワーのシロップ ①鍋に砂糖:水を1:2の割合で入れ、沸騰させる。※割合はお好みで変えてもOK ②沸騰したら火を止め、エルダーフラワー(とお好みでスライスレモン)の上に①を入れる。 ③そのまま一晩置いておく。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第28回 〜 プロヴァンスワインを買いに、シャトーへ行こう! 〜

フランスワインといえば、ほとんどの人はボルドーやブルゴーニュを思い浮かべますが、プロヴァンスも有名なワインの生産地です。車を走らせていると、至るところにぶどう畑やシャトーを見かけます。 実は、プロヴァンスはフランス国内で

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】【プロヴァンスの風物詩】no.8 クリスマスの日にいただく13種類のデザート

南仏プロヴァンスでは、クリスマスに13種類のデザート(Les treize desserts レ・トレーズ・デセール)を食べる習慣があります。なぜ13種類?いつ何を食べるんでしょうか? なぜ「13」? キリストの「最後の

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第27回 〜 デニムの発祥地「ニーム」のまちなかはローマ遺跡だらけ 〜

まちなかにローマ遺跡が点在 ニームは「フランスのローマ」といわれるほど、たくさんのローマ遺跡があります。 古代ローマ時代、第25回で紹介したポン・デュ・ガ-ルを通り、ユゼスから水を引いていたまちです。 また、ニームは「デ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第26回 〜旧石器時代から続く山村「セーニョン」で、特別な岩に登る〜

プロヴァンスの山間には、可愛らしい村がいくつもあります。人口1000人程度のセーニョンもそのひとつ。 セーニョンに人が住み始めたのは遥か昔、中期旧石器時代(20万年〜3万5千年前)だとか。ネアンデルタール人とかクロマニヨ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【mamanのプロヴァンス街歩き、Cours Julien2022】速報!2022年度、世界で「最もクールな」51地区のランキング発表

プロヴァンス好きな皆様に嬉しいニュースが飛び込んで来ました。 英国の雑誌タイムアウトが毎年発表している世界で「最もクールな」51地区のランキングが2022年10月11日(火)に発表されました。 20,000 人の都市居住

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第25回 〜 2000年前にローマ人が建設した水道橋「ポン・デュ・ガール」〜

ニーム近郊オクシタニー地方にあるポン・デュ・ガール(Pont du Gard)は、ガール川にかかる巨大な水道橋です。 この水道橋は、古代ローマ時代の紀元前19年から5年かけて建設されたそうです ※年代については諸説あり。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第21回 〜ヨーロッパで最も美しいビーチがある「ポルクロル島」〜

車がいない穴場の島 ポルクロル島(Il de Porquerolles)は、第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜で紹介したイエールから、船で約20分のところにある島です。 イエールにはポ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜

イエール(Hyères)は、地中海に飛び出ている半島があるまちで、「黄金の島々」と呼ばれる3つの島を有しています。 まちに7000本のヤシの木が植わっていることから、イエール=レ=パルミエ(Hyères-les-Palm

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第19回 〜 ラベンダー畑へ:③ソーエリア編 〜

真正ラベンダーとラバンジン ひとくちにラベンダーといっても、いくつも種類があるのをご存知ですか? スパイクラベンダーとかイングリッシュラベンダーとか、調べるといろいろあるのですが、プロヴァンスのラベンダーを見に行くにあた

記事を読む
ログイン