《ニースっ子ステファニーのコート・ダジュール紹介》第二回 〜香水の都グラース〜

2021年06月26日
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第二回 〜香水の都グラース〜

グラースといえば香水ですね。

特別な気候のおかげで昔からいろんな花が栽培され、今でも有名な香水の材料としてグラースの花が利用されています。

国際香水博物館や香水工場がいくつかあるため、グラースを訪れれば香水に関する知識が深くなる上に、さらに興味が沸いてくると思います。

 

グラースはニースとカンヌの間に位置して、山の上にあります。

アクセスがちょっと不便で、ニースから電車で行けますがカンヌで乗り継ぐ必要があって、駅が町の中心からかなり離れています。また、ニースから路線バスも出ますが、1時間半もかかるので、せっかくなのでグラースの見学にまる一日使った方がゆっくりできます。

 

昔は革工場のおかげで町が豊になり、そのあとはイタリアのカトリーヌ・ド・メディチから影響を受け、香りのついた手袋を製造し始めて、さらに発展できました。2018年末にグラースの香水の技術がユネスコの無形世界遺産に認知されるようになって、世界中で認められるようになりました。

グラースの旧市街は非常にコンパクトで、とても回りやすいです。

入り口にフラゴナールのメイン工場が立って、そこから始まるメインストリートがフラゴナールだらけ。香水ショップ、洋服屋、おもちゃ屋さんやインテリアショップまでFragonardという名前を出しています。小さな香水博物館やプロヴァンス衣装の博物館までフラゴナール社によって経営されています。

他にローズやスミレのアイスを売っているジェラード屋さん、または地元の花とフルーツを使うスイーツ工房・FLORIANの店舗もあります。

ちょうどFLORIANの辺から左へ上がって進むことがおすすめ。少し歩くと、ちょっとした広場に到着します。Place aux aires という広場で、昔からマルシェが開催されてきたところです。香水メーカーとして歴史の長いモリナールもあります。どの香水もすばらしいので、いろいろ試してみてくださいね。

次は右の方へ下って曲がって、しばらく歩くと旧市街の入り口に戻ります。

冬より夏にグラースを訪れることをおすすめします。生活する人がいますが、ツーリストが少ないオフシーズンに閉まっているお店が多く、ちょっとさびしい雰囲気になるかも知れません。

その上、2年前から春からメインストリートにピンクの傘を飾ることになって、大人気のアンブレラスカイに変身します。大変フォトジェニックで、SNSでも大話題になります。

香水が好きならMIP「国際香水博物館」も見学するべきです。1時間以上必要ですが、香水の歴史や材料が詳しく紹介されて、昔からの貴重なボトルコレクションも見れます。

もうひとつおすすめは香水のアトリエ。ガリマールとモリナールのが特におすすめです。2時間ぐらいの体験で、世界にひとつしかない香水を作ることができます。調香師の仕事はどんなに大変かを実感できて、香水に関する考え方も変わります。

残念ながらグラース市内に花畑はもうありません。しかし、車で移動ができるなら、MIP関連の植物園Jardins du Mipが本当におすすめです。グラース周辺で昔から栽培されてきた花が紹介されて、広い庭を散歩しながら楽しめます。シーズンになると、ジャスミン、5月のバラ、ラベンダー、そしてめずらしいチュベローズもきれいに咲きます。

グラースで香りの旅を楽しみませんか?

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