【プロヴァンス・ダイアリー】【プロヴァンスの風物詩】no.5 Poisson d’avril(4月の魚)

2022年04月01日
タグなし

4月1日はフランスでは『Poisson d’avril』の日です

Poisson は魚。avrilは4月。ポワソン・ダブリル「4月の魚」と呼びます。

なぜ4月の魚かというと諸説あります。

*旧正月(4月1日に贈り物をする風習があった)から新暦(1月1日)に変わった後もその習慣を継続していた人々が4月1日に偽の贈り物をする際、箱の中に紙で描いた魚を入れて贈ったと言う説。
*三月二十日まで黄道十二宮の双魚宮(うお座)にあった太陽が、四月一日にはとっくに白羊宮(牡羊座)に移動していることにひっかけて、四月一日に贈り物をする人々のことを「時代遅れの人」「時代から取り残された人」というようなニュアンスで、こう呼んだらしい。。。と言う説。
*フランスでは通常4月1日から漁の産卵期(生殖期)のため釣りが禁止されます。サバはこの時期釣り糸さえ垂れればバカみたいに引っかかるからだとかいう説

 

この日フランス人はどの様に過ごすのでしょう。気になりますよね。

エイプリルフフールと言うと日本では「小さな嘘をついても許される日」ですが、フランスでは嘘というよりも「小さないたずらをしても許される日」の様です。

娘が小学生の頃、学校で教えてもらったいたずら(魚の絵を描いて先生や友達の背中に貼って、気がつかないのをクスクスってみんなで笑う)を披露(!?)してくれました。私も貼られたことがありますが愛犬もそのいたずらに遭っていました。

 

街中では違法駐車した車に高校生がトイレットペーパーをぐるぐる巻きにしているところを目撃し、びっくりしていると『Aujourd’hui c’est le poisson d’avril(今日はPoisson d’avrilだよ!)』と教えてくれました。この後雨が降って悲惨だったのですが。。。なるほど!これくらいのいたずらは許されるのねと感心した次第です。

街のパン屋さんやチョコレート屋さんのウィンドウも魚のイラストで飾られ賑わっています。

この時期は魚の形のチョコレートが復活祭の卵型チョコレートと共に沢山売っています。初めて見た時のインパクトは大でした。

この様に魚モチーフで飾った楽しいポストカードも送り合っておられた様です。4月1日に送られるお手紙の内容はどんなものなのでしょう。


その年、地域によって違いますが、この時期バカンスを楽しんでおられる方もおられます。1948年3月30日と書かれています。字は子供の字ですね。
『(復活祭の)バカンスを楽しく過ごしています。楽しい復活祭になります様に願っています。
ぼくたちは牧場に行って馬や牛を見たよ。でも妹が40度の熱をだして家族はみんな大変だったんだ。。。』など、バカンスの近況報告や復活祭の挨拶が書かれていました。孫からおばあちゃんに宛てたものかしら。

もう一枚!『Devinez que vous l’envoie』と書かれたカード

『誰がこれをあなたに送ったのでしょうか?』

これ自体が小さないたずらだったのかもしれませんね。

その他にも魚モチーフの雑貨も見かけます。写真はハットピン携帯用塩胡椒入れです。昔から親しまれていたモチーフだと分かります。

スーパーマーケットにはこの時期限定でこんな可愛い缶入りの塩キャラメルが売っていました。

 

皆様もこの時期フランスに来られましたら是非、街中で魚探しをしてみてください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む
プロヴァンス・キッチン

【プロヴァンス・キッチン】【青漣のプロヴァンス美食巡り〜ミシュラン笑撃レポート編】no.5 Mickaël Féval

皆様こんにちは。南仏エクサンプロヴァンス生活6年目の青漣と申します。食べ歩きが大好きで「氣」と「愛」の籠ったお料理を求めて放浪しています。 今回は、緑深まるブラタナス並木が美しいミラボー通りからすぐの星付きレストランに突

記事を読む
プロヴァンス・キッチン

【プロヴァンス・キッチン】【青漣のプロヴァンス美食巡り〜ミシュラン笑撃レポート編】no.4

こんにちは。 南仏エクサンプロヴァンス在住6年目に突入した青漣と申します。皆様お元気でいらっしゃいますか? 食べ歩きが大好きで「氣」と「愛」の入ったお料理を求めて放浪しています。 日本ではまだマスクをしている方が多いよう

記事を読む

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第21回 〜ヨーロッパで最も美しいビーチがある「ポルクロル島」〜

車がいない穴場の島 ポルクロル島(Il de Porquerolles)は、第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜で紹介したイエールから、船で約20分のところにある島です。 イエールにはポ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜

イエール(Hyères)は、地中海に飛び出ている半島があるまちで、「黄金の島々」と呼ばれる3つの島を有しています。 まちに7000本のヤシの木が植わっていることから、イエール=レ=パルミエ(Hyères-les-Palm

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第19回 〜 ラベンダー畑へ:③ソーエリア編 〜

真正ラベンダーとラバンジン ひとくちにラベンダーといっても、いくつも種類があるのをご存知ですか? スパイクラベンダーとかイングリッシュラベンダーとか、調べるといろいろあるのですが、プロヴァンスのラベンダーを見に行くにあた

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第18回 〜 ラベンダー畑へ:②セナンク修道院エリア編 〜

「セナンク修道院」は、キリスト教カトリックの「シトー会」の修道院です。 シトー会って何? シトー会は、12世紀にブルゴーニュで設立された修道会で、戒律を厳密に守り、質素な生活を送ることを信条としています。 清貧を貫くシト

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《プロヴァンスの風物詩》no.6 Pâques (復活祭)

カトリック教徒の多いヨーロッパでは復活祭はクリスマスと並んで大切にされている伝統行事です。復活祭は春分後の最初の満月の次の日曜日となり、毎年異なります。2022年の復活祭は4月17日(日)です。4月は復活祭休暇の観光シー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第17回 〜 ラベンダー畑へ:①ヴァランソル高原エリア編 〜

「ラベンダー街道」をゆく プロヴァンスの風景といえば、ラベンダー畑を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 プロヴァンスには広大なラベンダー畑が広がっていて、毎年6月下旬から7月にかけて大地が紫色に染まります。 ラベ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第16回 〜 ローマ教皇のおひざ元だった「アヴィニョン」 〜

あの歌の橋は途中で終わっていた! アヴィニョンのまちことは知らなくても、「アヴィニョンの橋の上で」という童謡は聞いたことがあるという人、多いのではないでしょうか。私もそうでした。 歌に出てくる「アヴィニョンの橋」です。

記事を読む
ログイン