《ニースっ子ステファニーのコート・ダジュール紹介》第七回 〜レモンの街、マントン〜

2021年12月26日
タグなし

レモンの街・マントン

コートダジュールで一番東にある街はマントンです。イタリア国境ぎりぎりに立っているので、マントンを出るとイタリアに入国することになります。

街中にもイタリアの雰囲気が漂って、お店のオーナーやカフェのウエーター、または観光客の中でもイタリア人が多いです。

もうひとつマントンの特徴は気候です。高い崖に囲まれているせいで年間300日も晴れ、冬がとても暖かい場所です。そのため、19世紀からロシアやイギリスの貴族は冬に滞在して、現在でも定年したヨーロッパ人はよくマントンで晩年を過ごします。

やさしい気候のおかげでおいしい野菜、オリーブやフルーツもずっと栽培してきました。一番有名なのは間違いなくレモン。独特な種類で、あまりすっぱくなくて、皮がおいしくて、高級レストランのシェフたちにも貴重に利用されます。間違いなくおすすめのおみやげはレモングッズです。レモンのせっけん、レモン柄のナプキンやクロス、レモンのジャムなど。マントン産のレモンしか利用しないレモンの専門店や、有名なジャム屋を訪れれば間違いなく素敵なおみやげをたくさん購入できます。

毎年2月に、ニースのカーニバルと同時にマントンのレモン祭りが開催されます。レモンをなげるわけでなく、笑、パレードする花車にレモンを飾ったリ、広い公園でレモンとオレンジでできたオブジェの展示会をしたりして、とても賑わいます。マントンに泊まらなくても、ニースから電車やバスでアクセスが簡単なので、日帰りで訪問できます。

また、マントンを訪れるなら美術館にもぜひ立ち寄ってみてください。長年マントンを愛したアーティストはジャン・コクトーですね。一番古い美術館は海に面している「バスティオン」、昔の刑務所ですが、市内にある市役所の「結婚の間」も見る価値があります。そして、現在は改装中ですが、10年ぐらい前に海辺に新しい美術館もできたので、コクトーのファンがワクワクする町です。

最後に、マントンでのんびりすることもおすすめします。2019年ごろに、東側の海岸線が改装されて、とても気持ちいいプロムナードができました。砂浜なので海水浴や日光浴も楽しくできますし、たくさんのカフェやレストランもオープンしたので、ロゼワインを片手に海を眺めるのもいいかも知れません。

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第28回 〜 プロヴァンスワインを買いに、シャトーへ行こう! 〜

フランスワインといえば、ほとんどの人はボルドーやブルゴーニュを思い浮かべますが、プロヴァンスも有名なワインの生産地です。車を走らせていると、至るところにぶどう畑やシャトーを見かけます。 実は、プロヴァンスはフランス国内で

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第27回 〜 デニムの発祥地「ニーム」のまちなかはローマ遺跡だらけ 〜

まちなかにローマ遺跡が点在 ニームは「フランスのローマ」といわれるほど、たくさんのローマ遺跡があります。 古代ローマ時代、第25回で紹介したポン・デュ・ガ-ルを通り、ユゼスから水を引いていたまちです。 また、ニームは「デ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第26回 〜旧石器時代から続く山村「セーニョン」で、特別な岩に登る〜

プロヴァンスの山間には、可愛らしい村がいくつもあります。人口1000人程度のセーニョンもそのひとつ。 セーニョンに人が住み始めたのは遥か昔、中期旧石器時代(20万年〜3万5千年前)だとか。ネアンデルタール人とかクロマニヨ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【mamanのプロヴァンス街歩き、Cours Julien2022】速報!2022年度、世界で「最もクールな」51地区のランキング発表

プロヴァンス好きな皆様に嬉しいニュースが飛び込んで来ました。 英国の雑誌タイムアウトが毎年発表している世界で「最もクールな」51地区のランキングが2022年10月11日(火)に発表されました。 20,000 人の都市居住

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第25回 〜 2000年前にローマ人が建設した水道橋「ポン・デュ・ガール」〜

ニーム近郊オクシタニー地方にあるポン・デュ・ガール(Pont du Gard)は、ガール川にかかる巨大な水道橋です。 この水道橋は、古代ローマ時代の紀元前19年から5年かけて建設されたそうです ※年代については諸説あり。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・キッチン

《大畑シェフ料理教室》第三回〜スフレパンケーキとエルダーフラワー風味のさくらんぼソース〜動画&レシピ

・エルダーフラワーのシロップ ①鍋に砂糖:水を1:2の割合で入れ、沸騰させる。※割合はお好みで変えてもOK ②沸騰したら火を止め、エルダーフラワー(とお好みでスライスレモン)の上に①を入れる。 ③そのまま一晩置いておく。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む

新着投稿記事

プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第28回 〜 プロヴァンスワインを買いに、シャトーへ行こう! 〜

フランスワインといえば、ほとんどの人はボルドーやブルゴーニュを思い浮かべますが、プロヴァンスも有名なワインの生産地です。車を走らせていると、至るところにぶどう畑やシャトーを見かけます。 実は、プロヴァンスはフランス国内で

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】【プロヴァンスの風物詩】no.8 クリスマスの日にいただく13種類のデザート

南仏プロヴァンスでは、クリスマスに13種類のデザート(Les treize desserts レ・トレーズ・デセール)を食べる習慣があります。なぜ13種類?いつ何を食べるんでしょうか? なぜ「13」? キリストの「最後の

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第27回 〜 デニムの発祥地「ニーム」のまちなかはローマ遺跡だらけ 〜

まちなかにローマ遺跡が点在 ニームは「フランスのローマ」といわれるほど、たくさんのローマ遺跡があります。 古代ローマ時代、第25回で紹介したポン・デュ・ガ-ルを通り、ユゼスから水を引いていたまちです。 また、ニームは「デ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第26回 〜旧石器時代から続く山村「セーニョン」で、特別な岩に登る〜

プロヴァンスの山間には、可愛らしい村がいくつもあります。人口1000人程度のセーニョンもそのひとつ。 セーニョンに人が住み始めたのは遥か昔、中期旧石器時代(20万年〜3万5千年前)だとか。ネアンデルタール人とかクロマニヨ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【mamanのプロヴァンス街歩き、Cours Julien2022】速報!2022年度、世界で「最もクールな」51地区のランキング発表

プロヴァンス好きな皆様に嬉しいニュースが飛び込んで来ました。 英国の雑誌タイムアウトが毎年発表している世界で「最もクールな」51地区のランキングが2022年10月11日(火)に発表されました。 20,000 人の都市居住

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第25回 〜 2000年前にローマ人が建設した水道橋「ポン・デュ・ガール」〜

ニーム近郊オクシタニー地方にあるポン・デュ・ガール(Pont du Gard)は、ガール川にかかる巨大な水道橋です。 この水道橋は、古代ローマ時代の紀元前19年から5年かけて建設されたそうです ※年代については諸説あり。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第24回 〜ノストラダムスが予言書を書いたまち「サロン・ド・プロヴァンス」〜

サロン・ド・プロヴァンスは、人口4万人ほどのまちで、ノストラダムスがいたことで知られています。 また、空軍基地や空軍士官学校があり、たまたま車で通りがかったときに、アクロバット飛行をしている戦闘機を見たこともありました。

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第23回 〜 「サン・トロペ」後編:セレブの街をそぞろ歩き 〜

ここはセレブの街サン・トロペ。 エルメス、シャネル、グッチ、ヴィトン・・・歩いているとハイブランドのブティックが次々と目に飛び込んできます。 ふいに目の前にオープンカーが止まり、モデルのようにきれいな女性が男性にエスコー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第22回 〜「サン・トロペ」前編:ブリジット・バルドーが愛した港町〜

小悪魔ブリジット・バルドー 60年代に一世を風靡したブリジット・バルドーをご存じですか? パリ出身の女優でありモデル、歌手でもある彼女は、そのセクシーかつ野生的な魅力で人々を虜にしました。 「ヨーロッパのマリリンモンロー

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第21回 〜ヨーロッパで最も美しいビーチがある「ポルクロル島」〜

車がいない穴場の島 ポルクロル島(Il de Porquerolles)は、第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜で紹介したイエールから、船で約20分のところにある島です。 イエールにはポ

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第20回 〜 歴史、花、海、ダンス!?「イエール」の盛り沢山な一日 〜

イエール(Hyères)は、地中海に飛び出ている半島があるまちで、「黄金の島々」と呼ばれる3つの島を有しています。 まちに7000本のヤシの木が植わっていることから、イエール=レ=パルミエ(Hyères-les-Palm

記事を読む
プロヴァンス・ダイアリー

【プロヴァンス・ダイアリー】《旅好きライターのプロヴァンス暮らし》第19回 〜 ラベンダー畑へ:③ソーエリア編 〜

真正ラベンダーとラバンジン ひとくちにラベンダーといっても、いくつも種類があるのをご存知ですか? スパイクラベンダーとかイングリッシュラベンダーとか、調べるといろいろあるのですが、プロヴァンスのラベンダーを見に行くにあた

記事を読む
ログイン