ガレット・デ・ロワ
フランスでは1月6日公現節にガレット・デ・ロワを頂く伝統があります。一般的にはフランジパーヌ(アーモンドパウダー、バター、卵、砂糖を使ったクリーム)をパイ生地で包んだガレット・デ・ロワ(中にフェーヴが入っている)が近年日本でも有名です。
※公現節とは、フランス語でEpiphanie(エピファニー)という名のカトリックの祝日です。東方の三博士がキリストを拝むためにやってきたことを記念する日です。
家族が集まりその中で一番小さい子供がテーブルの下に隠れて、目隠しをして大人の誰かが切り分けながら子供に誰に配るかを指名させます。当てた人がその日の王様(お妃様)になり紙で作った王冠を被ります。皆から祝福を受け、その幸運は1年間継続すると言われています。
1月6日に限らず、1月中に大勢で集まる会、職場や学校の給食等でも必ず振舞うお菓子です。なので数回に渡って頂く機会があります。
娘の誕生日が1月なのでお誕生会では毎年娘が作って振舞ってくれました。
娘が小学生の頃、家庭教師のシルビー先生から教材として教わったレシピです。
小学生の子供が作れる簡単で美味しいガレット・デ・ロワです。
〜Sylvie先生のGalette des rois〜
《材料》
【フランジパーヌ】
- バター 100g
- 砂糖 125g
- アーモンドパウダー 125g
- 卵 2個
- 牛乳大さじ 3杯
【生地その他】
- パイ生地 2枚
- 卵黄(塗る用) 1個
- la feve (そら豆または人形) 1個
- 紙で作った王冠 1個
《作り方》
1.【フランジパーヌ】の材料、溶かしバターと卵、砂糖、アーモンドパウダー、牛乳を1つのボールに入れて、よくかき混ぜる。
2. パイ生地を1枚シートの上に広げ、中心に1をのせ周囲を2cm残し平らにならす。
3. ならした生地の中にフェーヴを隠す。
4. もう1枚のパイ生地を3の上から覆いかぶし、周囲を2cm折り返す。
はがれない様に親指でしっかり押さえる。
5. 卵黄の溶き卵を4の表面にまんべんなく塗る。
6. フォークの先で表面に跡を付ける。
7. 180度に予熱しておいたオーブンで、20分〜30分しっかり膨らんで焼き色が着くまで焼く。
ブリオッシュ・デ・ロワ(別名: ガトー・デ・ロワ)
ガレット・デ・ロワは地方によって違いがありプロヴァンスではフランジパーヌを包んで焼き上げたブリオッシュパンです。ガレット・デ・ロワと区別するために、ガトー・デ・ロワ(Gâteau des rois)と呼ばれることもあります。上には大粒の砂糖とプロヴァンスの郷土菓子フリュイ・コンフィ(果物の砂糖漬け)が散りばめられています。
プロヴァンスの違いはもう一つ!
元々フェーヴとはそら豆の意味でそら豆は胎児の形に似ていることからフェーヴにはそら豆が使われていました。現在は陶器の人形が主流ですがプロヴァンスのブリオッシュ・デ・ロワには新旧のフェーヴ(そら豆)2つ入っています。
ガレット・デ・ロワもブリオッシュ・デ・ロワもパン屋さん、お菓子屋さん両方で売られています。この時期来られる機会があれば両方食べ比べてみてください♫
「【プロヴァンス・ダイアリー】【プロヴァンスの風物詩】no.3 ガレット・デ・ロワとブリオッシュ・デ・ロワ」に2件のコメントがあります
Maman さん、こんにちは!
ガレットもブリオッシュも両方食べた〜い😆
プロヴァンスのブリオッシュは宝石が散りばめてあるみたいで、とっても素敵💕💕
レシピも紹介してくださって嬉しいです!
フェーブと紙の王冠も忘れないで用意しないとね🥰
Mamanさんは毎年作っているのですか?
cherry様、コメントありがとうございます🤗
どちらも高カロリーなケーキですが縁起物(1月だけ!)と言うことで目をつぶって頂きましょう🎶
私は作っていませんが😋娘の誕生日会の時にはお友達を呼んで娘がガレット・デ・ロワを焼いて振る舞っていました( ꈍᴗꈍ)
高校卒業してからはそう言えば作っていませんね🤔